この内ももルーティンについて
内転筋は、骨盤から膝にかけて太ももの内側を走る筋肉です。ここが硬くなると、両脚を引っ張り合わせる太いケーブルのようになってしまい、股関節の開く範囲が制限されてしまいます。一日中膝を閉じて座っていると、さらに筋肉は縮んでしまいます。このルーティンでは、異なる角度から内ももをストレッチする6つのポジションを使って、内転筋に直接アプローチしていきます。
バタフライのバリエーションでは、外旋の動きで股関節を開きます。フロッグポーズは、普段の生活ではあまり経験しない横方向のストレッチをかけてくれます。スクワットストレッチは、股関節の開きと足首の可動性を組み合わせたものです。そして開脚(ストラドル)では、内転筋を最大限に伸ばしていきます。最後の仰向けのバタフライにたどり着く頃には、内ももがしっかりとほぐれているのを感じられるはずです。
このルーティンのターゲット
- さまざまな角度からアプローチする太もも内側の内転筋
- フロッグとバタフライのポジションによる股関節周り(そけい部)の柔軟性
- 開脚とスクワットストレッチによる股関節の横方向への開き
- 仰向けのバタフライによる内ももの受動的なリリース(脱力)
ルーティンの内容

バタフライ
時間: 0:45
バタフライの姿勢で股関節とそけい部を開き、硬くなった筋肉に呼吸を届けるようにリラックスします。
難易度: 初級
やり方
- 脚を伸ばして背筋を伸ばして座り、膝を曲げて足の裏同士を合わせます。
- 足先か足首を持ち、両膝を外側にパタンと倒します。
- 背筋を長く保ったまま、両膝を優しく床に近づけていきます。
ヒント
- 無理のない範囲で、肘を使って太ももを軽く下へ押しても構いません。
- 胸を引き上げ、背中が丸くならないように注意しましょう。
調整方法
- 股関節のサポートが必要なときは、太ももの下にクッションを置いてください。
- 折りたたんだブランケットの上に座ってお尻を高くすると、より楽に姿勢を作れます。

がっせきのポーズ(前屈)
時間: 0:45
足裏を合わせた状態から前屈し、腰と内ももを伸ばしてリラックスしましょう。
難易度: 初級
やり方
- 脚を伸ばして座った状態から、両足の裏を合わせ、膝を外側に開きます。
- 両手を体の前の床につき、股関節から体を前に倒します。
- 頭と首の力を抜いて足元へ沈め、ストレッチを感じながら呼吸します。
ヒント
- 頭の重みを利用して、優しくストレッチを深めましょう。
調整方法
- 股関節が硬く感じる場合は、折りたたんだブランケットの上に座ると楽になります。
- 今日の前屈が少しきついと感じる場合は、体を起こしたままでも大丈夫です。

カエルのポーズ
時間: 1:00
カエルのポーズで内ももを開き、股関節を深く心地よくストレッチしましょう。
難易度: 中級
やり方
- 四つん這いの姿勢から、両方の前腕を床につけます。
- 膝と腰が一直線になるように膝を外側にスライドさせ、つま先も外側に向けます。
- 安定した呼吸を続けながら、お尻をかかとの方へ押し下げてストレッチを深めます。
ヒント
- 背骨を長く保つために、胸を少し引き上げておきましょう。
調整方法
- ストレッチが強すぎる場合は、膝を少し閉じるか、膝の下にブランケットを敷いてください。

スクワット・ストレッチ
時間: 0:45
深いスクワットの姿勢になり、肘で優しく圧をかけながら股関節、足首、腰回りを広げます。
難易度: 初級
やり方
- 足を肩幅に開き、つま先を少し外側に向けて立ちます。
- かかとを床につけたまま、腰を深く下ろしてスクワットの姿勢になります。
- 両肘を膝の内側に当て、胸の前で合掌してストレッチをキープします。
ヒント
- 胸を張り、背筋をまっすぐ伸ばしましょう。
- 肘を使って、膝を優しく外側に押し広げます。
調整方法
- かかとが浮いてしまう場合は、丸めたタオルをかかとの下に敷いてください。
- バランスが取りにくい時は、椅子や壁につかまりましょう。

開脚前屈
時間: 0:45
脚を大きく開いて座り、上体を前に倒して内ももと太ももの裏側をしっかりと伸ばします。
難易度: 中級
やり方
- 両脚を前に伸ばして座り、左右に大きく開脚します。
- 体の前の床に両手をつき、背筋を伸ばします。
- 股関節から上体を前に倒し、一定のペースで呼吸しながら胴体を床に近づけていきます。
ヒント
- 上体を倒すときは背中を長く保ち、丸まらないように気をつけましょう。
- 足首を曲げてつま先を上に向け、脚の筋肉をしっかり働かせます。
調整方法
- 前に手を伸ばすのが難しい場合は、ブロックや椅子の上に手を置いてください。
- 折りたたんだブランケットの上に座って骨盤を高くすると、より楽な姿勢で行えます。

仰向けのバタフライ
時間: 0:45
仰向けになって両膝を外側に開き、股関節を優しく広げて背中をリラックスさせましょう。
難易度: 初級
やり方
- 仰向けになり、両膝を曲げて足の裏を床につけます。
- 左右の足の裏を合わせ、両膝を外側に開きます。
- 両腕は体の横に置き、手のひらを上に向けて深呼吸しながら伸ばしましょう。
ヒント
- 無理に押し下げず、重力に任せて股関節を開いていきます。
調整方法
- 必要であれば、太ももの下にクッションやブロックを置いてサポートしてください。
こんな方におすすめ
脚を広げようとすると、内ももが硬いロープのように感じられる方。ランナーやサイクリスト、デスクワークをしている人は、特に内転筋が硬くなりやすい傾向があります。あぐらをかいたときに膝が浮き上がってしまうなら、このルーティンはまさにあなたのためのものです。
効果を最大限に引き出すためのヒント
- フロッグポーズは最初はキツく感じるかもしれません。ストレッチを和らげたい場合は、お尻の下にクッションや枕を敷いてみてください。
- バタフライでは、反動をつけてバウンドさせるのではなく、肘で膝の内側を優しく押すようにしましょう。
- 開脚は無理に大きく広げる必要はありません。背筋をまっすぐ伸ばした状態なら、適度な開き具合でも十分に効果があります。
- 常に「深さ」よりも「継続」が勝ります。週に1回無理をして激しくやるよりも、週に4回優しく行う方が効果的です。
内側から開いていく
内ももが柔らかくなると、内転筋がガチガチのときには不可能に思えたポジションができるようになります。これらの筋肉が伸びるにつれて、あぐらが楽にかけるようになったり、スクワットで脚を広く開けるようになったり、骨盤周りにゆとりが生まれたりするのを感じるはずです。まずは2〜3週間、定期的に続けてみてください。


